ネイリストの健康を守る粉塵対策

text 薬剤師ろぎー

ネイリストの仕事は化学物質の取り扱いや、施術中にでる粉塵対策など、健康面でお客様やネイリスト自身の健康面での配慮が必要です。

今回は、ネイリストの健康シリーズから「粉塵対策」についてお伝えします。

爪先から感動を届ける素晴らしい職業であるからこそ、心身ともに健康で美しいスタイルをご提案していきましょう。

1.粉塵の影響(じん肺)について

独立行政法人「労働者健康安全機構」によると、

じん肺とは「粉じんを吸入することによって肺に生じた線維増殖性変化を主体とする疾病」と定義されています。

なんだか漢字がたくさんでわかりにくいですね。


つまりは、施術中に出てくる粉じんを吸入すると、比較的粒子の大きなものは「たん」となってペッとでてくれるんですが、細かな粉じんは肺の奥深くの肺胞というところにまで入り込んでしまいます。

なので細かな粉じんを吸い続けると、それが原因で肺が固くなって呼吸が困難になってしまうことがある、これがじん肺です。

さらに、今なお研究中の分野ではありますが、肺が固くなったことが原因となって癌に発展してしまう可能性があることも言われています。
油断せずに十分に対策をしていきましょう!

2.粉塵の予防にマスクはどうなの!?

昨今はCOVID-19(コロナウイルス)の影響によりマスクをつけることが当たり前の世の中になってきましたが、ネイルサロンでの施術中にもお客様はもちろんネイリスト自身のマスクの着用も大切です。

でも、マスクならなんでもいいというわけではありません!

というのも、マスクの網目は一般的には10μm~100μmの大きさになっていて、花粉の大きさと同じくらいです。
ただ、肺の奥にまで届いてしまうような粉塵の大きさは、2.5μm以下ということなので、マスクの網目をすり抜けて入ってきてしまいます。

毎日のように粉塵を浴びるリスクのあるネイリストは、ぜひN95マスクを活用することをおすすめします。

N95マスクとは、医療現場でも推奨されているマスクで、0.3μmの粒子を95%ブロックすることで名乗ることのできるマスクです。
通常のマスクが10μm~100μmであることを考えると性能の差が一目瞭然ですよね。

ネイリストを多く雇っているオーナーの方も、ぜひ取り入れてほしいマスクになります。

3.栄養面で身体の中からできるケア

ネイリストの粉塵対策は、そもそも出さないようにすること、そして体の中に入れないようにすることがまず大切です。
さらに加えてできるケアとしては、水分をしっかりと摂って、喉元でキャッチ!痰として出してあげることも大切です。

そんな空気の中の異物を肺まで届かないようにガードしているのが、喉の粘膜とせん毛です。

せん毛は、乾燥しているとうまく働いてくれません。身体の中の水分率を高めるために、1日1.5L以上は水を飲むようにしましょう。朝起きた時、朝食時、昼食時、夕食時、お風呂の前後、寝る前、タイミングを決めてコップ1杯でも飲むようにすると、1日の水分量を確保しやすくなります。

水をたくさん飲んでいるのにぜんぜん水分率があがらなーーい!という人は、体脂肪率をさげていく必要があります。

水分率をどうやって測りどう上げていくか、体脂肪率をどうやって下げていくか、

そのあたりもまたシェアしますので、その記事が気になる!!と思った方はこの記事にコメントをお願いします。

(参照)
公益財団法人 喫煙科学研究財団https://www.srf.or.jp/history/10nen/10nen_08.html#03

薬剤師ろぎー

この記事の著者

薬剤師 ろぎー

薬剤師 ろぎー一般社団法人日本予防医学薬剤師協会代表理事

一般社団法人日本予防医学薬剤師協会代表理事
フリー薬剤師本舗代表
溝呂木俊介(薬剤師ろぎー)

2008年明治薬科大学卒業。
ドラッグストア、調剤薬局とキャリアを進め、2018年フリー薬剤師本舗を開業。型にとらわれないフリーな働き方を自らも実践し薬剤師に提案する。
現在は予防医学に活動を集約し、一般社団法人日本予防医学薬剤師協会を設立。予防医学薬剤師を広めるためにクリニックや歯科医院などでの栄養外来導入を進めている。

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