職場や学校でのネイル事情。爪磨きはマナー?身だしなみ?

Text by 大森淑未 こんにちは! 春めいてきて、過ごしやすくなってきましたね。この4月から新しい学校や職場などに変わられた方も多いはず。 この度ご卒業、ご入学、就職された皆様、おめでとうございます! 初めての環境、上手くなじめるか、友達が出来るか、良い先生や上司に恵まれるか…色々と不安でいっぱいな方も多いと思います。どんな服装がいいのか、髪型やヘアカラー、すっごく悩みますよね。 服装や髪型、メイクが決まったら、忘れてはいけないのが「ネイル」ですよね! 手元は見られている?! 意外と手元は見られていて、連絡先交換の時にもスマホを持つ手、チェックされています!! 爪噛み癖や短く切り過ぎる、ささくれだらけの爪はやはり少し神経質っぽかったり、子どもっぽい印象を相手に与えてしまいがち。本人も悩んでいる場合も多いですよね。私自身も実は、ストレスで爪を剥いでしまうクセが大人になるまで治りませんでした。 逆に、綺麗にケアされていたり、お洒落でセンスの良いネイルをしている場合は、 「それどこのカラー?」「素敵なネイル。ネイルサロンに行っているの?」など嬉しい会話のきっかけにもなる爪。ぜひ、新生活に向けてネイルケアやカラーを楽しんでしていただけたらと思います。 でも、ネイル全然したことがなくて。どうしたら良いかわからない! 新しい場所がネイルOKか、もしくはみんながネイルしてるかわからない。 そんな方のために、情報と何パターンか対処法をお伝えしたいと思います。 学校や職場のネイルに関して 日本の学校はまだまだ制服が多かったり、接客業で服装などの規定がある会社も多いです。一説によると約4割程度が規定はないものの、ネイルはあまり受け入れられない職場だそうです。(福祉や教育、食品関係が多いそう) 高校で、校則でネイルに関して定めている学校は一説によると、2割程度だそうです。 意外と少ないですが、高校までは「爪のファイリング・爪磨き」まででケアをおさめておくのが良い、と私個人的には思います。休日にはマニキュアだったりネイルシールだったりで、思いっきりお洒落を楽しんで欲しいと思いますが、学校で先生に怒られたり友達にひそひそ陰口言われたりしたら嫌ですからね。 専門学校や大学ではどうでしょうか? 服装や髪型などに校則がある学校はごく一部。よってかなり自由です。逆にメイクやネイルをして、服装も少しお洒落をしないと浮いてしまうことも…。少し背伸びして準備をしてもOKな感じです! 爪磨きならどんな職場、どんな学校でも大丈夫 職場や学校などがどういうところか事前にわからない場合、個人的に一番オススメなのがまずはケアだけして清潔感のあるネイルにしておくこと。 こちらが簡単なお手入れ方法でオススメな3STEPです! ①爪やすり(180グリットくらいのエメリーボード)を使って形を整える ②「爪みがきシート」や「シャイナー」を使って爪の表面を軽く滑らかにする ③ネイルオイルで保湿ケアする イラストのようなシャイナーを使う場合は、パッケージに書いてある順番通りやすりの目の粗い面から使用していきます。ただ、爪の表面を削り取ってしまうことでもあるのでやりすぎは厳禁。うっすら縦筋が残るかな!程度にとどめていた方が、伸びてきた時に爪の三層構造が残る為に折れにくいです。 ささくれや角質化した甘皮、手荒れがないこともポイント 最後に、爪だけでなく爪の周りの皮膚も忘れずチェックしましょう! ささくれは必ず手でちぎったりしないこと。出血したり、時には細菌感染をおこして爪周囲炎になってしまうことも。消毒したネイルニッパーや爪切りなどで、優しくカットしましょう。 ペンだこが出来やすい箇所、特に右の中指の角質化した甘皮は、ニッパーや甘皮取りで少しカットしても大丈夫です。取り過ぎは逆に角質化を一層進行させますので、少しづつ様子を見ながら数か月かけてケアしていってください。ソフナーと呼ばれる角質柔軟剤とガーゼを使ってルースキューティクルと一緒に除去すると、お爪の本来の美しさや透明感も出てきてより綺麗になります。 ここまでの本格的なケアはなかなかセルフでは難しいこともあるので、いわゆる”育爪サロン”や”深爪矯正サロン”など、ケアを得意として専門知識と経験があるネイリストの方がいらっしゃるネイルサロンに行くのも一案でしょう。 ジェルネイルやマニキュアをしなくても、ネイルサロンに行って良いのです。 遠慮せずに、ケアだけ受けにいくのも良いのではないでしょうか。費用は安いと両手で千円くらいから。ほとんどのサロンがケアだけでも歓迎だと思いますが、中には低い単価のお客様を嫌がるサロンもなくはないので、インスタや電話で対応を確認してから予約を取るのが確実です。 ネイルサロンデビューも、この春オススメです♪ でもまだやっぱりデビューは…という方は、数百円で何年も使えるケアキットを購入するのもオススメですよ。 爪磨きセット(エメリー、シザーセット、爪みがきシート、ネイルオイルの4点) きちんとケアした爪は、マニキュアを塗ってもジェルネイルを塗っても映えます。ルースキューティクルや表面の凹凸、汚れが落ちた状態でネイルを塗ると塗りやすいだけでなく長持ちする場合も◎ はじめて会う人はどんな性格なのか、服装や見た目で判断されがちです。 身だしなみを整えることは相手への気遣いであり、マナーです。きちんと爪の先までケアをして、準備を怠らないようにし、新しい環境で楽しく過ごしてください♪