- 2020-8-25
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爪の主成分は硬ケラチンというたんぱく質です。
ダイエットや風邪、ストレスなどで体調が乱れると、爪周囲にささくれが出来たり、爪に白い横筋が入ったりしたことありますよね?
今回は美爪になる栄養について書いていきたいと思います。
たんぱく質が大切
爪を構成している成分は先ほど書いた硬ケラチンというたんぱく質です。従って、まず必須なのはお肉や魚、大豆などに多く含まれるたんぱく質です。
たんぱく質は体に吸収される際は、ペプチドやアミノ酸という細かい物質に一度分解されてから腸で吸収されます。
そのアミノ酸は、20種類あり、うち9種類のバリン、ロイシン、イソロイシン、スレオニン、メチオニン、リジン、フェニルアラニン、トリプトファン、ヒスチジンは、必須アミノ酸と呼ばれ体内で合成出来ません。
そのため、食事などから摂取する必要があります。人間の体は筋肉も内臓もたんぱく質で出来ており、水分と脂質を除くとほとんどがたんぱく質で出来ています。
それほど大切なたんぱく質ですが、爪を含め体を作る以外にも、活動のエネルギーとして使われたりもします。
少ないですが、ホルモンの材料となったり、風邪などのウイルスから体を守ってくれる抗体の原料にも使われますので、当然不足すると皮膚や爪を補修する分が足りなくなります。
勘違いしやすい量について
目安としては1日に体重1㎏辺り2gと言われています。
勘違いしやすいのが、お肉を100g食べたからたんぱく質を100g取れたと思うことです。
例えば牛肉サーロイン100gに含まれるたんぱく質は、約17gです。
意外と少ないことがわかると思います。
3食バランス良く食べることが大切
また、最近は糖質制限や炭水化物抜きダイエットなどをされている方が老若男女問わず多いと感じます。
しかし体にとって大切なたんぱく質は、インスリンというホルモンの分泌でアミノ酸合成が促進されます。
従って、血糖値を上げる糖質と同時に摂取することが好ましいのです。
(お肉とご飯一緒に食べると美味しいですよね、理にかなっています。
また意外とご飯やパンにも良質な植物性たんぱく質が多く含まれています)
食事としてご飯と一緒に食べると、糖質がエネルギー源として優先的に利用されるので、アミノ酸の利用を抑制することができ、体を作るたんぱく質の再合成が促進されるわけです。
他にも、吸収や分解、再合成に必要な補酵素としてはビタミンやミネラルなどが必要です。これらは野菜や海藻などに含まれています。
また、たんぱく質は一度に多く取ったところで、エネルギーに使われたり、脂肪にかわり体に貯まります。
よって3食を、主食主菜副菜とバランスよく食べることが必要であることがわかったと思います。
しかし実際はどうしてもカロリーオーバーになったり、時間がなく簡単な食事になってしまったり欠食し、コンビニおにぎりで簡単に済ませてしまう…なんて忙しい現代人なら誰でもあることです。
そこで、爪や健康のために必要な栄養を補うために、サプリメントなどで補うことも一案だと思います。
アンチエイジングや、特に爪や髪や肌が気になる方は、亜鉛とカロチン(ビタミンA)、ビタミンB群、Cに加え、
ケラチンやシステイン、メチルスルフォニルメタン、ケイ素という栄養が含まれたサプリメントを上手に食事に取り入れるのも良いかもしれません。
栄養プラス睡眠
疲労が溜まっていると、当然代謝も落ちます。人は睡眠時に、脳を含め体のメンテナンスをしています。
大人では、免疫を高めたり細胞のメンテナンスのために分泌されていると言われる成長ホルモンですが、若返りや抗がんの効果もあると一説には言われています。
そして肌や爪などが再生するゴールデンタイムは、午後10時~午前2時くらいと一般的に言われています。
運動で若返る?!
最後に、運動するとたんぱく質合成が促進されるという話があります。また、成長ホルモンも運動によって分泌が促されるのです。
規則正しい生活が一番
まとめると爪のためには、たんぱく質含む栄養があるメニューを3食バランス良く取って、悪いストレスを溜めないこと。また適度な運動をし、良く寝ることが大切だとお分かりいただけたかと思います。
すなわち、爪が傷んでいるというということは規則正しい生活に改めるチャンスだということでしょう。
爪の割れや欠け、スジや斑点が気になる方はもちろん、水仕事やPC作業が多い方など、
爪を酷使することの多い現代人はネイルに関心を持つと同時に、自分自身をぜひ労ってあげてください。