Text/大森淑未
ネイリストの皆さん、こんにちは!
「NailMagazine」の大森です。今日は先日初めてレンタルサロンを利用してみたレポートを、ご興味ある皆様に共有したいと思い記事を書いてみました。
今後の独立を考えていらっしゃるネイリストの皆様や、ネイリスト復帰を考えていらっしゃるママネイリストさんに向け「レンタルサロン」の情報をシェアしますので、よろしければ参考になさってください。
【シェアサロンとは】
まずそもそも世の中にレンタルサロンやシェアサロンという存在が誕生したのは最近で、その存在すら知らない方もまだまだいらっしゃると思います。特に地方などでは、数も少なく、私がまだネイルのスクールに通っていた10年程前にはそういった業態すらほぼ存在しなかったものです。
シェアサロンとは、美容師やエステティシャン、ネイリストなどが使う美容業のために施術ができるスペースを、有料で提供するレンタルサービスのことです。
シェアオフィスと同様に、月ぎめで利用契約を結んだり、カラオケ店同様にスポットで借りてその都度清算する形式、業務委託契約や店舗利用契約で売り上げの何割かをオーナーに渡すものなど、その利用方法は様々です。
レンタルサロンの相場は? サロンの内装はどんな感じ? 安いの?
様々な疑問を体験してレポートしてみたいと思います。
【どんな人が利用するのか】
将来的に自分のサロンを持ち独立開業する予定の方が、その準備期間やお試しで利用することが一般的には多いそうです。またネイル検定の練習にも利用されます。また、エステやネイル業界はまだ女性比率の方が高く、自宅にお客様を呼ぶのは防犯面で心配、ということも多い理由の一つだとか。
また、フルタイムで働けないけれど、土日だけ副業として働きたい兼業の方や、昼間の予約が入った時だけ働く主婦ネイリストの方などにも利用されています。
【賃貸とシェアサロン】
やはり自分の集客で月々の家賃という固定費が払えるかどうか、独立したい方は不安に思いますよね。特にお客様に来ていただくには、交通の便や駅からのアクセスが良くないと、お客様が迷われたり、集客自体が難しいもの。
実際に店舗をオープンするには、開業届の他、材料の仕入れだけでなく不動産契約に敷金や礼金、水道や電気の契約などが必須です。さらに内装業者に見積もりを取ってから実際にリフォームや改装工事など、手間もあるので最低でも数か月はオープンまでに時間がかかります。
その点、レンタルサロンを活用することによってサロン開業を準備している間の期間の収入を得られたり、パートタイム勤務のネイリストさんは手間を省いて確実に集客が見込める場合だけ利用することによって固定費を削減し、トータルで利益を確実に見込む経営が可能です。
【レンタルサロンに向いている方】
・ネイリスト検定やジェルネイル検定など練習をしたい方
・独立開業を目指している方
・フルタイムではなく自分の空き時間に仕事をしたい方
・駅近で沢山のお客様を呼びたい方
・防犯面が心配で自宅開業したくない方
・オンオフを切り替えたい方
・借金などリスクを避けたい方
上記は一例ですが、レンタルサロンを特にオススメしたい方々の例を挙げてみました。
レンタルサロンを使用してみた②に続く