- 2020-8-24
- 体験談コラム, 初心者のためのネイル知識
- ネイル, 好きを仕事に, 資格
Text/大森淑未
私も会社員ののち、手に職を付けようと脱サラしてネイルスクールに通い、ネイルサロンに就職しました。
会社員だと出産、育児で休職するのにどうしても迷惑をかけてしまいそうで、他業種を経験してから手に職を付けて将来独立!自宅サロンで優雅にサロネーゼが夢。ということで目指す方も多いネイリスト。
一日中立ちっぱなし、歩きっぱなしの職業ではなく、座って出来て可愛い綺麗なネイルを施術し、お客様に喜んでもらえる良いお仕事です。
昔から手に職を付けると言いますが、まさにネイリストのお仕事は技術職です。
学歴の有無や職歴はあまり関係なく、専門の知識と技術を取得すれば、ネイリストとして大手ネイルサロンで働いたり、自宅サロン開業や講師など、どんどん可能性が広がっていきます。
ボランティアで老人ホームの慰問を行ったり、地域活動の一環で市民向け講座を開催するなど、社会貢献活動をしているネイリストの方もいらしゃいます。
ネイリストは、お客様の喜ぶ姿が直接見られ、社会貢献も出来る職業です。
そして比較的マイペースで技術を身に付けたり資格を取得し、自分らしい可能性が広がる素敵な職業でもあります。
今回のこの記事は、ネイリストになって手に職をつけたい!、ネイリストとしてお客様に喜んでいただく仕事がしたい!と思っている方のお役に少しでもたてたらよいなと思い書きましたので、少しでも参考になれば幸いです。
ネイルになるには資格が必須?
実は「ネイリスト」というのはJNA、日本ネイリスト協会が商標をもつ言葉ですが、既に一般的に使われており多くの人が使っている職業名です。
実は特に資格を持っていなくとも、ネイリストと名乗れます。もちろん資格を取得して、1級ネイリストとなればその技術は確かなものだとわかりますが、ネイルサロンが日本に出来始めてから20年以上ずっとネイリストをされている方や、有名ネイル講師でもネイリスト検定の資格級を取得されていない方も実際いらっしゃいます。
また日本のネイル検定は海外と違って国家資格となっていません。
なので結論から言うと、ネイルの検定級はネイリストに必須ではありません。
しかし、ネイル検定取得を目標にし、実際に取得したとなると技術や努力として就職に有利になることは間違いありません。また独立して自分でサロン経営をするにしても、検定があることがお客様へのアピールポイントになります。
よって、可能な限り、ネイルスクールに通い資格を取得した方が良いことは間違いないのですが、ネイルスクールは一般的に100万円前後の費用がかかり、1級や講師の資格まで目指すとなると取得まで材料費や練習代、資格試験の費用として130~150万程度は最低でも必要だと一般的に言われています。
なので、
①ネイルスクールに通う(自費と公費の職業訓練校がある)
②通信講座で学ぶ(自費と厚生労働省「教育訓練給付制度」活用がある)
③大手ネイルサロンに就職する
④ネイリストに弟子入りする
一概にネイリストになると言ってもこれらパターンがあります!
スクール選びについて
上記でネイリストになるための主なパターンを上げましたが、実際はネイルスクールに通いネイル検定3級・2級の資格を取得してから実際にネイルサロンに勤務してネイリストとして働くことがメジャーです。
それならば、費用や時間など無理なく通え、資格取得をサポートしてくれるスクールに通うのが一番の近道だと言えます。そしてスクールに通うと、就職や開業までサポートが受けられる場合がほとんどです。まさに手に職がつくと言えます。
自分に合ったネイルスクールの選び方
- 通いやすい場所か、時間か(夜間に開校しているスクールも多いです)
- JNA認定であるか(ネイル検定取得に関して有利)
- 資格取得や合格の保証があるか(返金制度があるケースもあります)
- 適切な時間が確保されているか、補講制度があるか(3級で最低20時間目安)
- 就職あっせん、開業サポートがあるか
- 費用(就職までを目標とするなら3級までのコースで2、30万でも良いと個人的に思います)
- 講師や学校の雰囲気(これが一番大切です!!実際に足を運んで、話を聞くのがオススメです)
世の中には商業目的に偏って、高額なスクールを勧めている情報サイトも多いですが、よく研究して本当に自分に合っているか、確認してから決めてください。
最後にネイリストはサロン勤務になってからも勉強や技術の鍛錬で夜遅くまで練習で残ることも多いですし、結婚や妊娠出産で勤務時間が合わなくなりネイリストを続けられなくなることも実際は多い職業です。
マイナスの情報もしっかり知り、覚悟を決めてからネイリストを目指すことを個人的にはオススメ致します。