【本当に役立つ】どれがいいの?ネイルシール、ネイルチップ、セルフジェルの選び方

ネイル雑貨の選び方

text by omoriyoshimi

バラエティーショップやドラッグストア、Instagramなどで最近よく見るネイル雑貨。昔、試してみたことがあるけど、うまく使えなくて結局すぐゴミにしてしまった…そんな経験をした方もきっと多いはず!

実は、ジェイフォンだったよねーとかツーカーだったよねぇ。みたいな白黒画面の携帯電話が、スマホになったように、ネイル雑貨も劇的に進化しているのです!!

たくさんあってどれがいいの??種類が増えたことによって、どれが自分にぴったりなのかわからなくなりがち。それぞれの種類や特長、そして使い方まで徹底的にプロネイリストが解説します。

  • Part1セルフネイル雑貨の種類まとめ
  • Part2わたしに合ったセルフネイルって?選び方
  • Part3ネイル雑貨の使い方と購入のコツ

【セルフネイル雑貨の種類まとめ】

セルフネイル雑貨のまとめ

まずはセルフネイル(ネイルサロンで施術するのではなく、自分で爪のケアやアートをすること)の種類についてまとめます。

 ①マニキュア(ポリッシュ)

一番ポピュラーなネイル雑貨。

車の塗装用に開発されたラッカーがもと。マニキュアの中にも速乾性のもの、水溶性のもの、除光液を使わずに剥がせるピールOFFタイプ、シート状(インココ)になったものなどがあります。

一般の方はかなり驚かれるのですが、マニキュアは正しく塗り乾かせばピールオフ以外は2週間程度もつケースが多いのも特長です!落とす時はマニキュア除光液を使って除去します。

最初にびっくりだと思いますが、マニキュアがシート状になったもので、ネイルシールに分類するか迷うものではありますが、ネイルシールタイプに分類したら、(もちろん使い方や自爪の状態にもよりますが)

一番長持ちなのは実はインココ

爪先が欠けやすいのが欠点ですが、やすりをかけながら使うと綺麗な状態で2~3週間保てます!

②ネイルシール

最も今、流行っている雑貨。

シールの厚さや大きさ、素材も様々。厚さも超薄型0・02程度~1.5mmぷっくりタイプまで、種類があります。素材もポリビニルからポリウレタン、アクリレーツコポリマーなど様々な石油由来のプラスチックで出来ています。大まかな分類では、「貼るだけ」のタイプ「固める」タイプがあります。見分け方はUVやLEDライトを使うことが書かれているかいないか、で区別します。

「貼るだけ」と書かれているタイプは1日~数日だけ使うタイプが多いです。

「固める」タイプはジェルネイルに近いソフトな成分で出来ており、爪に貼ってからUVやLEDで固めるため定着が良く1週間~2週間程度もつものが多いです。シールの裏の粘着剤も様々なものが使われていて、爪に優しいものから、爪表面を荒らしたり、正しく使用しないと爪カンジダ症など爪の病気を引き起こすものまであります。

メーカーの使用説明書や、使用推奨期間をしっかり守って使いましょう!

③ セルフジェル

光硬化型の樹脂を爪の上に塗り、UVやLEDライトで固めます。

最近では通販や100均でもジェルネイルが気軽に買えるのは本当に嬉しいですね。持ちですが、セルフジェルネイルは上手に付けることができればサロン同様に3週間以上持つこともあります。

が、つけて数日で取れてしまうこともあります。特に初心者の方は、1週間も持たずに浮いてきてしまう、というお悩みを良く聞きます。また治りにくいアレルギーの原因になったり、マニキュアと違って除光液で取ることが出来ないのがデメリット。

そして一番大変なのがジェルネイルを落とす”オフ”。一般的に、硬化させたジェルネイルをたくさん削って脱脂作用が強いアセトンでくるみ、膨潤させこそげ取らなければならないため、除去が大変など健康問題があります。

オフが簡単なタイプも発売されています。

セルフに特化したタイプ、いわゆるピールオフタイプで、持ちが悪い反面、剥がすだけで良いとうたわれるタイプも発売されています。

特に有名なのはHOMEIさんのウィークリージェル。私も好きで愛用させて頂いています。

ライトもコンパクトタイプで可愛く、また新色のカラーも可愛いものが多いですよね。

そして今、ネイル業界で話題なのは「ペロリン」。

ネイル工房さんの商品です!こちら、2種類あります。

●みどり色の「ペロリンEASY」
健康爪にお勧めで、爪との密着が強く、カラー層から分離してベースが残りやすいタイプです。

●黄緑色の「ペロリンSUPER」
サンディングした爪など痛みがある爪向きで、カラージェルとの密着が強くカラーと一緒に剥がれやすいタイプです。

それぞれ持ちは約1週間程度ということです。セルフだと1時間~もっとかかるオフが簡単で時短になるなんて、夢のようですよね!


そして、実は一番の時間がかかるところはデザインを考えるところ。センスがあればいいのですが、デザインを考えたり塗るのに慣れていなかったりと、時間がかかり過ぎてしまうのもデメリットです。気が付いたら、2~3時間は余裕で経っていた! なんてことも。

手先が器用!シンプルでアートスキルが要らないデザインが好きな方は、セルフジェルネイルがオススメです。

マニキュアと同じでボトルに入ってハケもついているタイプはサラサラな液状なので、初心者は1本1本塗っては固めるを繰り替えすのが失敗しないコツですよ。

ネイルチップ

他のタイプのネイル雑貨と最も違うことは、長さが出せたり、爪のシェイプ(形状)を選べることです。

また、とても嬉しいのは爪の形を整えるファイリングが下手でも綺麗な見た目に簡単に出来ること!そして手がぽっちゃりだったり、爪が小さい、爪がボロボロでも、すぐに綺麗で見違えるようになることです。

さらに自爪が短くてネイルシールやジェルネイルだと見本の写真通りにならない…なんて時も、原因は長さや形のことが多いためネイルチップがオススメです。

セルフネイル雑貨の素材について 

セルフネイル雑貨の素材

2022年現在、大まかにわけて3種類の素材のものがあります。

ABS樹脂素材のもの

従来のネイルチップ。

<工業生産タイプ><ハンドメイドタイプ>があります。

工業生産タイプはアートが施されていて、販売時に既に裏に粘着剤が付いているタイプ。かなり進化しており、持ちも貼るだけで数日程度持つようになっています!

ハンドメイドタイプも同様に、アートが施されて届けられます。元ネイリストの方や、アートに自信がある方がメルカリやミンネなどでお客様のご希望を聞きながら、1点1点手作りされているケースが多いです。そのクオリティーの高さはまるでネイルサロンのよう!時間と手間を惜しまず、また比較的安価に購入したい方におすすめです。

デザインの種類が豊富で可愛くサロンよりも安価なので、イベント時や週末の2,3日のみネイルを楽しみたい方にネイルチップは最適!

ハンドメイドタイプのネイルチップの良いところは、ネイルグルーで接着しなければ何度でも使えること。また他人とかぶることが少なく、好きな時に自分でつけられるのも嬉しいですね。

ジェル素材のもの

透明でアートが施されていないもの。

主にサロンでの長さだしに使用される。ソフトジェルに近い石油由来のプラスチックのため、爪の呼吸を妨げにくく、2~3週間の連続装用が可能。使い切りとなります。

地球と人に優しいバイオマス素材のもの

24時間ずっと装着していても爪に負担がありません。そして爪床の呼吸を妨げず、抗菌作用もあるためジェルネイルのように1か月以上の連続装用も可能です。

主にポリ乳酸という素材で出来ていて、現在日本ではGSアライアンス社と株式会社AI(あい)の2社だけが発売。バイオマス素材というところで株式会社AIが世界特許を出願しているため、GSアライアンス(AC Biode)はその許諾を受けています。「ネイルコンタクト®」で商標も取得されています。

従来の石油由来のプラスチック樹脂素材のネイルチップは、爪の病気になりやすかったり、削ると人体に悪影響のマイクロプラスチックを大量に発生させていました。

アレルギーの方は、ダストが皮膚につくと炎症反応を起こしたり、また吸い込んでしまうと気管支炎の心配がありました。

オフの際にも削らず、アセトンを使わず、このマイクロプラスチックを発生させない第三の素材のネイルチップは、今後日本だけでなく世界のネイル業界を変えるかもしれません。

まとめ

まとめ

最後に、ネイルチップの一番のメリットは他の方法に比べて一番時間がかかりにくいところ!とても時短なのです。

今は進化して、かなり自分の爪のサイズにぴったりなネイルチップが増えています。

貼るだけで良いので楽♪時短♪が叶うのです。

この記事ではネイル雑貨の最新情報をもとに、それぞれの種類をまとめてみました。

ぜひセルフネイル選びの参考にしてみてくださいね!

画像引用元:【pixabay】【Pexels】【GIRLY DROP

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